icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina34巻9号

1997年09月発行

今月の主題 外来診療でここまでできる

血液疾患・感染症

AIDS症例の外来でできる治療と予防

著者: 菊池嘉1 岡慎一1

所属機関: 1国立国際医療センターエイズ治療・研究開発センター

ページ範囲:P.1718 - P.1720

文献概要

ポイント
●AIDS症例の外来管理は,抗ウイルス剤によるHIVに対する治療と,新たな日和見感染症の発症予防とその早期診断から成り立つ.
●ST合剤はカリニ肺炎およびトキソプラズマ症にも予防効果が認められ有用性が高いが,副作用の出現に留意すべきである.
●マクロライド系抗生剤(clarithromycin,azithromycin)は,非定型抗酸菌症の予防に適している.
●サイトメガロウイルス(CMV)網膜炎,クリプトコッカス髄膜炎,トキソプラズマ脳症は初期治療終了後に,維持療法(二次予防)を開始する.
●AIDS発症後も,日和見感染症がコントロールされれば,十分外来管理できる状態にある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら