文献詳細
文献概要
今月の主題 外来診療でここまでできる 循環器疾患
急性心筋梗塞
著者: 石田秀一1 林田憲明1
所属機関: 1聖路加国際病院内科
ページ範囲:P.1740 - P.1742
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●急性心筋梗塞(AMI)は,未だ外来治療が可能な疾患ではない.致死的不整脈や心不全などの致死的合併症を併発する可能性を含んでいるためである.しかし,AMIの前駆状態である不安定狭心症などを診断・治療する技術は明らかに進歩している.
●そのなかで再灌流療法(血栓溶解療法,経皮的冠動脈形成術;percutaneous transluminal coronary angioplasty:PTCA)の確立は,血栓による冠動脈の完全閉塞を防ぎ,あるいは完全閉塞を短時間でくい止め,入院期間を短縮することを可能にした.
●したがって,AMIの外来診療は,いかに早く診断・治療を開始するか,そしていかに再発を予防するかがポイントとなる.
●急性心筋梗塞(AMI)は,未だ外来治療が可能な疾患ではない.致死的不整脈や心不全などの致死的合併症を併発する可能性を含んでいるためである.しかし,AMIの前駆状態である不安定狭心症などを診断・治療する技術は明らかに進歩している.
●そのなかで再灌流療法(血栓溶解療法,経皮的冠動脈形成術;percutaneous transluminal coronary angioplasty:PTCA)の確立は,血栓による冠動脈の完全閉塞を防ぎ,あるいは完全閉塞を短時間でくい止め,入院期間を短縮することを可能にした.
●したがって,AMIの外来診療は,いかに早く診断・治療を開始するか,そしていかに再発を予防するかがポイントとなる.
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