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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻9号

1997年09月発行

文献概要

今月の主題 外来診療でここまでできる 消化器疾患

ポリペクトミーと内視鏡的粘膜切除術(EMR)

著者: 小林文徳1 板倉勝1

所属機関: 1東海大学東京病院消化器肝臓病センター内科

ページ範囲:P.1753 - P.1756

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ポイント
●十分な問診を行い,基礎疾患,服用中の薬剤(抗凝固剤,血小板凝集抑制剤)に注意して,安易な鉗子による切除を行わない.
●隆起型で茎の太いポリープは,留置スネアやクリップを多用して茎部を絞扼し,血流を遮断してから切除する.EMR後の潰瘍はクリップにて縫合する.滲出性の出血にはアルトシューターが有効である.
●偶発症を常に念頭に置き,ポリペクトミー後の注意事項を詳細に説明し,さらにその内容を記載した用紙を手渡す.緊急の場合は,入院可能な施設のバックアップ体制が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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