icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina35巻1号

1998年01月発行

文献概要

今月の主題 自己免疫性肝疾患のNew Wave ようこそ自己免疫性肝疾患へ

各種自己抗体の意義と用いかた

著者: 小野塚靖1 米沢仁1 磯部宣子1

所属機関: 1健康保険総合川崎中央病院検査部

ページ範囲:P.25 - P.29

文献購入ページに移動
ポイント
●自己抗体の出現は自己免疫性肝疾患を特定する血清学的所見の一つである.
●自己抗体のスクリーニングには間接蛍光抗体法が適しており,自己免疫性肝疾患に関連したほとんどの自己抗体の検出あるいはその存在の推定ができる.
●自己免疫性肝疾患における自己抗体の検出は診断上有用であるが,抗体価は重症度の判定,治療効果や予後の予測にはほとんど役立たない.
●自己抗体は偽陽性例も認められるので,その臨床的あるいは診断的意義は,自他覚症状,検査成績,組織所見,特異抗体の同定などを総合して評価する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?