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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻1号

1998年01月発行

文献概要

今月の主題 自己免疫性肝疾患のNew Wave いま,そこにある自己免疫性肝疾患 診断の実際と臨床医の疑問点

早期PBCの診断とその意義

著者: 柴田実1

所属機関: 1昭和大学医学部第2内科

ページ範囲:P.47 - P.49

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ポイント
●早期PBCとは,①肝疾患に伴う臨床症状を認めず,②総ビリルビン,ALP,GOTなどの一般肝機能検査がすべて正常,③AMAが40倍以上陽性,④肝組織所見がPBCもしくは矛盾しない,以上4つの基準を満たす例とする.
●早期PBCの10年以上の観察により3/4以上が無症候性PBCに進展し,PBCの自然史は早期PBC→無症候性PBC→症候性PBCの過程で進展する.
●中年以後の女性で,IgM値上昇,自己免疫性疾患の合併,抗セントロメア抗体および抗核膜抗体が検出される例は,早期PBCの可能性があるため,AMAを測定すべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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