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今月の主題 自己免疫性肝疾患のNew Wave いま,そこにある自己免疫性肝疾患 診断の実際と臨床医の疑問点
自己免疫性肝疾患は腹腔鏡でどこまで診断できるか
著者: 渡辺誠1 赤木収二1 佐藤秀一1
所属機関: 1島根医科大学第2内科
ページ範囲:P.60 - P.61
文献購入ページに移動●本稿では,自己免疫性肝炎(AIH),原発性胆汁性肝硬変症(PBC),原発性硬化性胆管炎(PSC)および自己免疫性胆管炎(AIC)の腹腔鏡所見について述べる.
●特徴的腹腔鏡所見は,AIHでは溝状陥凹,多小葉性赤色紋理,PBCでは赤色パッチ,白色紋理,なだらかな起伏,PSCでは溝状陥凹,白色紋理である.AICでは,PBCの腹腔鏡所見プラス赤色紋理である.
●自己免疫性肝疾患における肝病変には部位差がみられるので,腹腔鏡による肝表面全体の観察がきわめて重要である.
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