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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻1号

1998年01月発行

文献概要

今月の主題 自己免疫性肝疾患のNew Wave いま,そこにある自己免疫性肝疾患 治療の実際と臨床医の疑問点

PBCにみられる食道静脈瘤の特徴と治療

著者: 國分茂博1 村上匡人2

所属機関: 1北里大学東病院消化器内科 2松山市民病院内科

ページ範囲:P.93 - P.95

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ポイント
●PBCでは過半数の症例で,食道胃静脈瘤の存在を認める(asymptomaticでも50%).その58%は組織学的にScheuer 1〜Ⅲ期などの非硬変期に生じ,出血を契機として診断されるPBC症例も多々ある.
●PBC早期に門脈圧亢進症を生ずる要因として,胆管炎の波及による小葉間胆管周囲の門脈末梢枝の狭窄と潰れによるpresinusoidal blockが有力視されている.
●EISを中心とするPBCの静脈瘤治療での難治例は,Child-Pugh分類T. Bilの項で2点以上を呈する4mg/dl以上の緊急例の再出血のみであり,他の待機・予防例の成績は良好である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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