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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻1号

1998年01月発行

文献概要

今月の主題 自己免疫性肝疾患のNew Wave 少し特殊な自己免疫性肝疾患

Autoimmune Cholangitis(AIC)は独立した疾患概念か

著者: 渡辺勲史1 加川建弘1 松崎松平1

所属機関: 1東海大学医学部第3内科

ページ範囲:P.105 - P.107

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ポイント
●AMA陰性,ANA陽性でAIH類似の血液検査所見を示すが,肝組織上,慢性非化膿性破壊性胆管炎(CNSDC)がみられ,PBCに類似する組織像を示す疾患群が自己免疫性肝管炎(autoimmune hepatitis:AIC)と提唱されている.
●AICが独立した疾患か否かはいまだ議論があり,PBCの一亜型とも考えられている.
●AIHおよびAMA陰性のPBCとの鑑別には慎重を要する.
●治療法は確立されていないが,プレドニゾロンの投与により肝機能の改善がみられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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