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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻1号

1998年01月発行

今月の主題 自己免疫性肝疾患のNew Wave

明日の自己免疫性肝疾患

自己免疫性肝疾患の肝移植

著者: 橋本悦子1 野口三四朗1 林直諒1

所属機関: 1東京女子医科大学消化器内科

ページ範囲:P.132 - P.134

文献概要

ポイント
●原発性胆汁性肝硬変(PBC),原発性硬化性胆管炎(PSC)では数学モデルによる予後の解析がなされ,それに基づいて肝移植の施行時期を決定する.しかし,PSCでは肝外胆管の閉塞による胆道感染症,胆管癌などの合併症によって,予後予測は困難な場合が多い.
●自己免疫性肝炎(AIH)でコルチコステロイド治療が無効である症例は,次第に肝不全となり肝移植の適応となる.
●自己免疫性肝疾患(AIH,PBC,PSC)の肝移植の予後は,1年生存率75〜90%,5年生存率70〜90%と良好である.そして移植後の原疾患の再発は認められるが,その進行は緩徐で,臨床的に問題となることは少ない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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