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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻10号

1998年10月発行

文献概要

今月の主題 膠原病・リウマチ性疾患 リウマチ性疾患へのアプローチのしかた

関節液の性状による疾患の鑑別

著者: 秋元智博1 小林茂人1

所属機関: 1順天堂大学医学部膠原病内科

ページ範囲:P.1684 - P.1686

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ポイント
●関節穿刺による関節液の採取は,関節液が貯留していればどの関節でも可能である.
●関節穿刺の主な副作用は感染性関節炎であり,穿刺は無菌的に行う.また,穿刺翌日の経過観察を行うことが望ましい.
●採取時の関節液は色調,透明度,粘稠度により4群に分類され,おのおの特徴とする疾患が異なる.
●感染性関節炎は関節液中の好中球著増と起因菌の証明により診断する.結晶性関節炎は結晶の形態と偏光の違いを偏光顕微鏡で観察することで原因物質を特定できる.
●関節穿刺による関節液の採取は,各種疾患に生じる関節炎の鑑別診断に有用であるばかりでなく,治療においても有用である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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