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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻10号

1998年10月発行

文献概要

今月の主題 膠原病・リウマチ性疾患 リウマチ性疾患へのアプローチのしかた

慢性関節リウマチの画像診断

著者: 上尾豊二1

所属機関: 1玉造厚生年金病院

ページ範囲:P.1687 - P.1689

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ポイント
●慢性関節リウマチでは,疾病の確定診断および病状の評価にX線所見が必要である.
●リウマチは関節滑膜を中心とした炎症であることをよく理解しておく心要がある.それゆえ,骨軟部変化の関節内対称性は変形性関節症との違いである.X線上の変化は骨萎縮と骨破壊であり,骨硬化や骨棘形成を生じることはない.初期骨変化のmarginal erosionは重要である.
●リウマチの病状評価におけるX線には,全身的なリウマチ進行度を評価するアメリカリウマチ協会のstage分類がある.さらに,個々の関節についてのX線評価にはLarsenの評価基準が用いられる.このgrade分類は手術適応を決める参考になる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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