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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻10号

1998年10月発行

文献概要

今月の主題 膠原病・リウマチ性疾患 リウマチ性疾患の血液検査

赤沈とCRP

著者: 大西利明1

所属機関: 1大西内科医院

ページ範囲:P.1704 - P.1706

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ポイント
●リウマチ性疾患患者を診る場合には,赤沈,CRPはペアにしてみるべきである.
●赤沈は大雑把な検査だが,CRPは鋭敏な検査である.
●赤沈の初診時の正常値は男性2〜年齢÷2mm,女性3〜(年齢+10)÷2mmを目安にする.CRPの正常値は0.2〜0.4mg/dl以下である.
●赤沈とCRPが上昇する時間帯にズレのあることに注意する.
●赤沈値は,細菌感染症で亢進することが多いが,非特異的に亢進することも少なくない.CRPは,炎症性疾患,組織破壊性疾患で上昇し,その程度は値と平行する.
●リウマチ性疾患では赤沈値・CRPともに上昇し,活動性を反映することが多い.しかしCRPがあまり上昇しない疾患もあり,注意を要する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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