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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻10号

1998年10月発行

文献概要

今月の主題 膠原病・リウマチ性疾患 慢性関節リウマチ(RA)

慢性関節リウマチの治療—治療する時しない時

著者: 松多邦雄1

所属機関: 1松多内科医院

ページ範囲:P.1715 - P.1719

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ポイント
●慢性関節リウマチ(RA)の治療の目的は,短期的には関節の痛みを取ることであるが,長期的には関節の破壊,変形を防止することである.
●HLA-DRの感受性遺伝子をもち,リウマチ因子が高く,抗核抗体が陽性で,骨粗鬆症の患者は,関節の破壊がひどいムチランスタイプになりやすいので,早期からメトトレキサートと適当な抗リウマチ剤を併用し,それでも抑えられないときはステロイドも投与して炎症を抑えたほうがよい.
●関節痛があっても関節腫脹や圧痛がはっきりせず,炎症反応もみられない患者では急いで治療することはない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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