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文献概要
今月の主題 膠原病・リウマチ性疾患 慢性関節リウマチ(RA)
非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)の使い方と副作用
著者: 山名征三1
所属機関: 1東広島記念病院リウマチ・膠原病センター
ページ範囲:P.1724 - P.1726
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●強力な鎮炎・鎮痛効果を有する活性型NSAIDs〔インドメタシン,(インテバン®),ジクロフェナック-Na(ボルタレン®)〕の胃障害の多くは,H2-ブロッカー,胃粘膜被護剤で防止しうる.ミソプロストール(サイトテック®)との併用もすすめられている.
●NSAIDs腎症は,投与を中止すれば可逆的に改善する.腎症の疑いがあれば減量するか,プロドラッグ,COX-2抑制剤を用いる傾向にある.
●プロドラッグは体内どこででも活性化される.COX-2抑制剤は鎮痛効果が活性型に比べて劣る.
●NSAIDsはRAが寛解に導入されると減量が好ましい.しかし,専門家の間でも統一的な薬剤選択,使用基準はない.
●強力な鎮炎・鎮痛効果を有する活性型NSAIDs〔インドメタシン,(インテバン®),ジクロフェナック-Na(ボルタレン®)〕の胃障害の多くは,H2-ブロッカー,胃粘膜被護剤で防止しうる.ミソプロストール(サイトテック®)との併用もすすめられている.
●NSAIDs腎症は,投与を中止すれば可逆的に改善する.腎症の疑いがあれば減量するか,プロドラッグ,COX-2抑制剤を用いる傾向にある.
●プロドラッグは体内どこででも活性化される.COX-2抑制剤は鎮痛効果が活性型に比べて劣る.
●NSAIDsはRAが寛解に導入されると減量が好ましい.しかし,専門家の間でも統一的な薬剤選択,使用基準はない.
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