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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻10号

1998年10月発行

文献概要

今月の主題 膠原病・リウマチ性疾患 結晶誘発性関節症

痛風の診断と治療

著者: 山中寿1

所属機関: 1東京女子医科大学膠原病リウマチ痛風センター

ページ範囲:P.1774 - P.1776

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ポイント
●痛風発作は成人男性の下肢の関節に多い急性単関節炎で,高尿酸血症の結果生ずる.
●放置すると骨破壊,腎障害を起こすが,高尿酸血症に対する適切な治療により予後を改善させることができる.
●治療では,急性関節炎には主としてNSAIDsを用い,高尿酸血症には尿酸排泄促進薬や尿酸合成阻害薬を用いる.
●動脈硬化性疾患の危険因子をもつ頻度が高く,心筋梗塞や脳血管障害の予防と治療が重要である.
●この意味からも肥満の改善と防止を目的とした生活指導が必要で,「たかが痛風,放っておいても治ると考えてはならない」ことを患者によく説明する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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