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演習 腹部CTの読みかた・11
心窩部鈍痛にて発症した62歳の男性
著者: 小林利毅1 岩田美郎1
所属機関: 1東海大学医学部放射線科
ページ範囲:P.1849 - P.1857
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62歳,男性.主訴:心窩部痛.1ヵ月ほど前より心窩部に鈍痛を覚えていた.近医で胃薬を処方されたが症状は軽快しなかった.血液検査で軽度の貧血が認められ,体重減少が5ヵ月で4kgあったため上部消化管造影を施行.異常を指摘され当院に紹介入院となった.入院時理学的検査で異常なし.
臨床検査データでは血中ヘモグロビン値10.6g/dl,血清鉄23μg/dl,免疫便潜血検査陽性,赤沈値37mm/hr,各種腫瘍マーカーは正常域であった.
62歳,男性.主訴:心窩部痛.1ヵ月ほど前より心窩部に鈍痛を覚えていた.近医で胃薬を処方されたが症状は軽快しなかった.血液検査で軽度の貧血が認められ,体重減少が5ヵ月で4kgあったため上部消化管造影を施行.異常を指摘され当院に紹介入院となった.入院時理学的検査で異常なし.
臨床検査データでは血中ヘモグロビン値10.6g/dl,血清鉄23μg/dl,免疫便潜血検査陽性,赤沈値37mm/hr,各種腫瘍マーカーは正常域であった.
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