文献詳細
文献概要
増刊号 内科エマージェンシーと救急手技 内科エマージェンシーにおける救急処置
気道確保
著者: 島田宗明1 中村匡信1
所属機関: 1浦和市立病院麻酔科
ページ範囲:P.22 - P.26
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●エアウェイの挿入は手技的に易しいが,確実な気道確保の方法は気管内挿管である.しかし,繰り返される挿管操作は出血や分泌物の増加をまねき,気管内挿管はいっそう難しくなる.また喉頭痙攣や声門浮腫の原因ともなる.
●胃内容物の逆流や誤嚥の危険がある患者にエアウェイを挿入して陽圧換気を行うことは原則的に禁忌である.
●どちらを選択して気道確保を行うか十分考慮する必要がある.ラリンゲルマスクTMやファーストラックTMは気道確保後換気しながら気管内挿管が可能で,常備している手術室も多い.その挿入法をぜひマスターしたい.
●エアウェイの挿入は手技的に易しいが,確実な気道確保の方法は気管内挿管である.しかし,繰り返される挿管操作は出血や分泌物の増加をまねき,気管内挿管はいっそう難しくなる.また喉頭痙攣や声門浮腫の原因ともなる.
●胃内容物の逆流や誤嚥の危険がある患者にエアウェイを挿入して陽圧換気を行うことは原則的に禁忌である.
●どちらを選択して気道確保を行うか十分考慮する必要がある.ラリンゲルマスクTMやファーストラックTMは気道確保後換気しながら気管内挿管が可能で,常備している手術室も多い.その挿入法をぜひマスターしたい.
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