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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻11号

1998年10月発行

文献概要

増刊号 内科エマージェンシーと救急手技 内科エマージェンシーと緊急検査

凝固系検査

著者: 日吉基文1 田川進一1 巽典之1

所属機関: 1大阪市立大学医学部臨床検査医学教室

ページ範囲:P.71 - P.73

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ポイント
●血球算定(CBC),活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT),プロトロンビン時間(PT),フィブリノゲン,FDP,D-ダイマー,出血時間を組み合わせて,出血性疾患の鑑別は概ね可能である.
●使用する採血試験管の種類とその意味は理解しておきたい.ミスを防ぐことにもなる.
●重要な出血性疾患は次の通りである.再生不良性貧血,特発性血小板減少性紫斑病,血栓性血小板減少性紫斑病,ストレージプール病,血小板無力症,Bernard-Soulier症候群,血友病AとB,von Willebrand病,播種性血管内凝固症候群(DIC),
●血小板機能を抑制する薬剤(アスピリンなど)や抗生物質による腸内細菌の死滅によるビタミンKの欠乏には注意する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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