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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻11号

1998年10月発行

文献概要

増刊号 内科エマージェンシーと救急手技 内科エマージェンシーと緊急検査

髄液検査

著者: 向井公浩1 寺尾章1

所属機関: 1川崎医科大学神経内科

ページ範囲:P.78 - P.79

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ポイント
●手技について習熟する.穿刺針は背面に垂直ないしやや上方に刺入するのが,成功の決め手である.
●一連の手技は清潔操作が原則である.
●穿刺部位は,成人の場合,L4-5が望ましい.その目安として,Jacoby線(両腸骨稜を結んだ線で,L3-4の棘間またはL4の棘突起のレベルに相当する)を参考にするとよい.また,事前に腰椎のX線で,穿刺部位の状況を把握しておくとよい.
●針先がくも膜下腔に達したと思われても,髄液の流出がない場合,針先が馬尾に接触していることがあるため,穿刺針を回転させると髄液の流出をみることがある.
●適応,禁忌,副作用を十分に理解する.特に髄膜刺激徴候を有する患者には,施行をためらってはならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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