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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻11号

1998年10月発行

文献概要

増刊号 内科エマージェンシーと救急手技 内科エマージェンシーと緊急画像診断

胸部CT

著者: 松本純一1 新美浩1 中島康雄1 五十嵐常雄1 石川徹1 明石勝也2

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学放射線医学教室 2聖マリアンナ医科大学救命救急センター

ページ範囲:P.113 - P.118

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ポイント
●高速ヘリカルCTの普及により,呼吸器・循環器疾患の救急領域の診断における胸部CTの役割は大幅に増しており,この領域の救急医療に携わる医師にとって,その適応と基本的な画像所見を理解することは必要不可欠なことである.
●急性呼吸器疾患の診断における胸部CTは,感染症と非感染症の鑑別やその重症度判定のみならず,非感染性の急性びまん性疾患においても非侵襲的に病態評価や確定診断に迫るアプローチが可能で,その有用性は高い.また,心大血管領域の診断においてもCTは不可欠といえ,急性大動脈解離や急性肺動脈血栓塞栓症を疑った場合には積極的にCTを行うべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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