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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻11号

1998年10月発行

文献概要

増刊号 内科エマージェンシーと救急手技 内科エマージェンシーと緊急画像診断

腹部CT

著者: 最上拓児1 水沼仁孝1 菊池光治1

所属機関: 1大田原赤十字病院放射線科

ページ範囲:P.120 - P.123

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ポイント
●救急疾患で腹部CTを行う場合,外傷例では最初に単純CTを撮像し,高濃度血腫と腹腔内出血の有無を確認する.これらが認められた場合,さらにDynamic helical CTを行い,活動性出血の診断を行うべきである.
●急性腹症を含めた非外傷例では造影CTを第一選択とし,絞扼性腸閉塞や腸間膜動脈閉塞症などの血流障害を伴う疾患を早期に診断する必要がある.また,消化管穿孔が疑われる症例ではウィンドウ幅を広げた画像で,腹腔内遊離ガス像を丹念に検索する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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