icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina35巻11号

1998年10月発行

文献概要

内科エマージェンシー 私の経験

アナフィラキシー:輸液路確保も忘れずに

著者: 橋本健一1

所属機関: 1筑波大学臨床医学系呼吸器内科

ページ範囲:P.126 - P.126

文献購入ページに移動
 「先生,ちょっとお願いします」救急外来からである.行ってみると研修医の先生が血管確保で四苦八苦している.聞いてみると,患者さんはハチ刺によるアナフィラキシーで血圧低下があり,少し朦朧とした感じで気分不快を訴えていたので,迷わずエピネフリンを皮下注で使用し,その後で輸液路を確保しようとしたところ,確保できなくなって困っているという.
 「さっきまで血管は見えていたんで,楽に輸液路を確保できると思っていたんですが…」

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?