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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻11号

1998年10月発行

増刊号 内科エマージェンシーと救急手技

症状からみた内科エマージェンシー

乏尿・無尿

著者: 須藤博1

所属機関: 1池上総合病院内科

ページ範囲:P.191 - P.193

文献概要

ポイント
●尿量が400ml/日以下を乏尿,50〜100ml/日以下を無尿という.
●乏尿の原因は腎前性,腎性,腎後性の三つに分けて考える.
●無尿の原因は尿路閉塞が多い.
●乏尿の原因で最も多いのは腎前性であり,初期治療で回復可能であることが多い.
●現病歴,身体所見,血液所見とともに尿所見(尿沈渣,尿浸透圧,尿中Na濃度)が鑑別診断のうえで必須である.
●腎性腎不全で糸球体病変を疑う場合や透析療法の適応が考えられる場合は,早期に専門医にコンサルトが必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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