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内科エマージェンシー 私の経験
アスピリン喘息
著者: 島田薫1
所属機関: 1新八柱台病院内科
ページ範囲:P.193 - P.193
文献購入ページに移動 症例は64歳の女性.60歳時発症の通年性感染型中等症の気管支喘息.プレドニゾロン5mg/日内服していたが,時々中発作を起こしていた.慢性副輿腔炎はない.
ある日彼女は上気道炎症状を訴え薬を希望した.以前(喘息発症後)にジクロフェナクを使用しても特に問題が生じなかったというアナムネを聴取し,アスピリン喘息の可能性はまずないと判断した.そこでイブプロフェンを処方した.ところがその3時間後(内服約1時間後),彼女は大発作を起こして来院した.イブプロフェンによる大発作と判断し,アミノフィリン125mg,プレドニゾロン40mg入りの点滴を行ったところ症状は軽快した.挿管,レスピレータ可装着までは至らなかったが,回復するまでの2時間,私は冷汗をびっしょりかいた.
ある日彼女は上気道炎症状を訴え薬を希望した.以前(喘息発症後)にジクロフェナクを使用しても特に問題が生じなかったというアナムネを聴取し,アスピリン喘息の可能性はまずないと判断した.そこでイブプロフェンを処方した.ところがその3時間後(内服約1時間後),彼女は大発作を起こして来院した.イブプロフェンによる大発作と判断し,アミノフィリン125mg,プレドニゾロン40mg入りの点滴を行ったところ症状は軽快した.挿管,レスピレータ可装着までは至らなかったが,回復するまでの2時間,私は冷汗をびっしょりかいた.
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