文献詳細
文献概要
増刊号 内科エマージェンシーと救急手技 症状からみた内科エマージェンシー
出血傾向
著者: 石田明1 半田誠1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部輸血センター
ページ範囲:P.194 - P.198
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●出血傾向の初期診療の目的は,問診,診察ならびにスクリーニング検査によって出血傾向の有無,重症度,病態や原因疾患などを的確に把握し,初期治療の内容や専門医にコンサルトするタイミングを適切に判断することにある.
●血小板数が1万以下になると重篤な出血性合併症を起こす危険性が高まるため,緊急の対応が必要になる.
●PTやAPTTが30%以下または正常対照の1.5倍以上に延長している場合,あるいはフィブリノーゲンが100mg/dl未満の場合は重篤な出血を起こす危険性があり,出血症状を伴う場合は緊急の対応が必要である.
●出血傾向の初期診療の目的は,問診,診察ならびにスクリーニング検査によって出血傾向の有無,重症度,病態や原因疾患などを的確に把握し,初期治療の内容や専門医にコンサルトするタイミングを適切に判断することにある.
●血小板数が1万以下になると重篤な出血性合併症を起こす危険性が高まるため,緊急の対応が必要になる.
●PTやAPTTが30%以下または正常対照の1.5倍以上に延長している場合,あるいはフィブリノーゲンが100mg/dl未満の場合は重篤な出血を起こす危険性があり,出血症状を伴う場合は緊急の対応が必要である.
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