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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻11号

1998年10月発行

文献概要

増刊号 内科エマージェンシーと救急手技 症状からみた内科エマージェンシー

全身性発疹

著者: 早川和人1

所属機関: 1杏林大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.204 - P.205

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ポイント
●全身性発疹の患者に遭遇した場合,まず行うべきは発疹を注意深く観察することである.この際,特に重症を示唆するような所見の有無に注意を払う.
●全身のびまん性の発赤,Nikolsky(ニコルスキー)現象,高度な粘膜疹,高熱などが認められる場合には重症例,すなわち中毒性表皮壊死症,Stevens-Johnson症候群などの可能性があるので,十分に注意する.
●全身性発疹の症例では,原則的にはすぐに皮膚科専門医にコンサルテーションしたほうがよい.少なくともこれらの重症を示唆する所見がみられたときには,早急にコンサルテーションすべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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