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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻11号

1998年10月発行

増刊号 内科エマージェンシーと救急手技

疾患からみた内科エマージェンシー 神経疾患

一過性脳虚血発作(TIA)

著者: 内山真一郎1

所属機関: 1東京女子医科大学附属脳神経センター神経内科

ページ範囲:P.208 - P.210

文献概要

ポイント
●一過性脳虚血発作(TIA)は放置すると脳梗塞へ移行しやすい.特に発症直後のTIAは脳梗塞を生じやすいので救急疾患として対処し,1週間以内に検査を終了し,治療を開始する必要がある.
●クレッシェンドTIAは切迫梗塞と考えるべきであり,緊急入院による抗凝固療法の適応がある.
●発症直後のTIAやクレッシェンドTIAに抗血小板薬を用いる場合には,300 mg以上のアスピリンをloading doseとして投与すべきである.
●70%以上の頸動脈狭窄を有するTIAには,内科療法よりも内膜摘除術が有効である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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