icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina35巻11号

1998年10月発行

文献概要

増刊号 内科エマージェンシーと救急手技 疾患からみた内科エマージェンシー 神経疾患

くも膜下出血

著者: 小宮山雅樹1 安井敏裕1

所属機関: 1大阪市立総合医療センター脳神経外科

ページ範囲:P.218 - P.219

文献購入ページに移動
ポイント
●突然に始まる激しい頭痛は,破裂脳動脈瘤によるくも膜下出血を疑う.
●非造影の頭部CTでくも膜下出血の有無を確認する.
●CTが正常であっても,くも膜下出血の疑いがあれば,腰椎穿刺で髄液検査を行う.
●くも膜下出血が確定すれば,直ちに脳神経外科医に相談し患者の移送を考える.
●血圧をコントロールし(140mmHg以下),必要があれば鎮静する.
●破裂脳動脈瘤の急性期の治療の原則は,できるだけ早期に開頭術による動脈瘤のクリッピング術を行い,再破裂を予防することである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?