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文献概要
増刊号 内科エマージェンシーと救急手技 疾患からみた内科エマージェンシー 循環器疾患
急性冠症候群(acute coronary syndrome)—不安定狭心症
著者: 銕寛之1
所属機関: 1兵庫県立姫路循環器病センター循環器科
ページ範囲:P.238 - P.242
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●急性冠症候群は冠動脈病変の急激な進行により発症する虚血性心疾患の総称であり,不安定狭心症,急性心性梗塞および虚血性急性心臓死を包括する.
●急性冠症候群の病態は,冠動脈粥腫の破綻とそれに伴う出血や血栓形成および冠攣縮の関与が考えられる.
●不安定狭心症は,内科治療に反応する例から梗塞進展により生命の危機を伴う例までその病態は多様であり,重症度の把握が必要となる.
●不安定狭心症の治療は十分な薬剤加療を直ちに開始し,保存的治療や冠血行再建術(PTCA, CABG)により,症状の安定化,心性梗塞への移行の阻止を図らねばならない.
●急性冠症候群は冠動脈病変の急激な進行により発症する虚血性心疾患の総称であり,不安定狭心症,急性心性梗塞および虚血性急性心臓死を包括する.
●急性冠症候群の病態は,冠動脈粥腫の破綻とそれに伴う出血や血栓形成および冠攣縮の関与が考えられる.
●不安定狭心症は,内科治療に反応する例から梗塞進展により生命の危機を伴う例までその病態は多様であり,重症度の把握が必要となる.
●不安定狭心症の治療は十分な薬剤加療を直ちに開始し,保存的治療や冠血行再建術(PTCA, CABG)により,症状の安定化,心性梗塞への移行の阻止を図らねばならない.
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