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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻11号

1998年10月発行

文献概要

増刊号 内科エマージェンシーと救急手技 疾患からみた内科エマージェンシー 循環器疾患

徐脈性不整脈

著者: 真鍋知宏1 三田村秀雄

所属機関: 1慶應義塾大学医学部呼吸循環器内科

ページ範囲:P.247 - P.249

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ポイント
●徐脈性不整脈で緊急治療が必要であるかどうかは,基本的には臨床症状の有無と血行動態により決定される.薬物療法では硫酸アトロピンや塩酸イソプロテレノールが用いられるが,それぞれ効果の限界と禁忌がある.薬物療法が無効の際には体外式ペースメーカーによる一時的ペーシングを行う.
●血行動態が安定したら,徐脈性不整脈の原因の検索を行う.薬物もこの原因となることがあるので,服薬中の薬物についての問診も忘れてはならない.必要ならば,Holter心電図検査や電気生理学的検査などを施行する.ペーシングが唯一の治療であれば,恒久的ペースメーカを植え込む.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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