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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻11号

1998年10月発行

文献概要

増刊号 内科エマージェンシーと救急手技 疾患からみた内科エマージェンシー 循環器疾患

急性心筋梗塞に伴う心原性ショック

著者: 日浅芳一1 谷本雅人1

所属機関: 1小松島赤十字病院循環器科

ページ範囲:P.250 - P.252

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ポイント
●心原性ショックは,心ポンプ機能低下による血圧低下と重要臓器の循環不全による症状から構成される臨床症候群である.
●急性心筋梗塞,心原性ショック,ショックの重症度を同時進行的に診断し,治療を開始する.
●プレショック時に適切な治療を行うことが救命のポイントである.
●そのためには,高齢,糖尿病患者,再梗塞,広範囲梗塞,低左室駆出率,冠動脈近位部閉塞などのショックの予知因子を熟知する必要がある.
●薬物および補助循環のみでの治療では,死亡率は80%を超す.
●PTCA(ステント留置)による確実で十分な再灌流療法を早期に施行することが重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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