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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻11号

1998年10月発行

文献概要

増刊号 内科エマージェンシーと救急手技 疾患からみた内科エマージェンシー 消化器疾患

食道胃静脈瘤破裂

著者: 里雅博1 於保和彦1 豊永純2

所属機関: 1久留米大学医学部第2内科 2久留米大学消化器病センター

ページ範囲:P.304 - P.306

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ポイント
●食道胃静脈瘤破裂の治療は他の消化管出血の治療と異なり,止血の完了が治療の終了ではなく,静脈瘤の完全消失をもって治療終了とする.
●基礎疾患に肝硬変症をはじめとする門脈圧亢進症を有する.
●門脈腫瘍塞栓を有する肝癌合併例,pipe line varix1)は止血に難渋する.
●病態を十分に把握したうえでの迅速,正確な診断かつ治療が望まれ,発症から止血までの時間が予後に直結している.
●内視鏡的治療が第一選択である.これには内視鏡的硬化療法(EIS)と内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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