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増刊号 内科エマージェンシーと救急手技 疾患からみた内科エマージェンシー 腎疾患・電解質異常
血清カリウム異常症
著者: 里見明代1 緒方浩顕1 秋澤忠男1
所属機関: 1昭和大学藤が丘病院腎臓内科
ページ範囲:P.348 - P.351
文献購入ページに移動●内科的エマージェンシーの1つであり,原因検索の前に早急な治療を要することもある.
●特に細胞外カリウム(K)濃度は心筋の興奮性に影響を与え,K6.5mEq/l以上の高K血症では,重篤な不整脈(心室細動,完全房室ブロック,心停止など)を惹起する危険がある.
●血清K濃度異常は酸塩基平衡異常,腎不全,循環不全などに併発することが多く,原疾患の治療も重要である.
●低K血症の緊急補正時には,補正速度,補充液濃度,総補充量に注意する必要がある.
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