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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻11号

1998年10月発行

文献概要

増刊号 内科エマージェンシーと救急手技 内科エマージェンシーと急性中毒

食中毒

著者: 荒川正一1

所属機関: 1大阪体育大学スポーツ疾病予防医学

ページ範囲:P.449 - P.451

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ポイント
●食中毒とは,細菌や毒素に汚染された飲食物を摂取して発生した中毒のことである.必要条件は次の2点である.①食中毒の原因となる飲食物を摂ったことが,疫学的または細菌学的に確認できる,②複数以上の患者が存在する.
●特徴は次の6点である.①細菌による食中毒が多い,②季節は夏が多い,③対症療法のみにて治癒することが多い,④腹痛,下痢,嘔気・嘔吐の消化器症状が主体である,⑤重症度の判定は循環動態の変化による,⑥1996年から腸管出血性大腸菌O157:H7による食中毒が多発している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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