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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻12号

1998年11月発行

文献概要

今月の主題 糖尿病の患者を受け持ったら 治療目標を患者と共有するためのevidence

血糖自己測定がインスリン非使用者にも有効なevidence

著者: 渥美義仁1

所属機関: 1東京都済生会中央病院内科

ページ範囲:P.1906 - P.1907

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ポイント
●自覚症状のない糖尿病患者が血糖コントロールを良好に保つには,血糖自己測定(self-monitoring of blood glucose:SMBG)は重要な治療手段である.この重要性はインスリン使用例では広く認められているが,インスリン非使用糖尿病の治療でもSMBGが有効であるevidenceが得られた.
●無作為割付プロスペクティブ調査により,SMBGがインスリン使用の有無にかかわらず,糖尿病患者の血糖コントロールとQOL(quality of life)を高めるために有効であることが示された.ただし,SMBGが効果を発揮するには,食事・運動・薬物療法と併せた十分な教育が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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