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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻12号

1998年11月発行

文献概要

今月の主題 糖尿病の患者を受け持ったら 専門医の治療選択を生かす

NIDDMのインスリン療法—製剤・注射法をどう選ぶか

著者: 丸山道彦1 田嶼尚子1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学内科学講座第3

ページ範囲:P.1915 - P.1919

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ポイント
●インスリン非依存型糖尿病(NIDDM)におけるインスリン療法は,インスリン抵抗性とglucose toxicityを改善してβ細胞機能をできるだけ温存し,糖尿病合併症の発症,進展を防止するための積極的な治療である.
●NIDDMにおいても,強化インスリン療法による厳格な血糖コントロールが細小血管障害の進行を阻止する.
●インスリン投与法の選択には,年齢やコンプライアンスなどを考慮する.血糖値,HbA1c,合併症の有無などがインスリン投与量を決めるうえで参考となる.
●インスリン導入には患者本人の理解が必要不可欠であり,動機づけを十分に行う.また,食事・運動療法もしっかりと実践させる.
●高齢者では低血糖が起きないように注意する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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