文献詳細
文献概要
今月の主題 糖尿病の患者を受け持ったら 糖尿病の治療に困ったら
経口剤の併用のポイント
著者: 穴井元暢1 菊池方利1
所属機関: 1朝日生命成人病研究所内分泌代謝科
ページ範囲:P.1938 - P.1940
文献購入ページに移動ポイント
●現在臨床使用が可能な経口血糖降下剤には,主に①スルホニルウレア剤,②ビグアナイド剤,③α-グルコシダーゼ阻害薬,④インスリン作用改善薬(チアゾリジン系薬剤)があり,それぞれ血糖降下作用機序は異なっている.
●一方,糖尿病患者側には食事・運動など生活習慣の改善でコントロール可能な要因のほかに,インスリン分泌低下,インスリン抵抗性の両者が血糖コントロール不良の要因として存在し,それらは患者ごとに異なっている.
●各経口血糖降下剤の特徴(作用機序,副作用)と,糖尿病患者ごとの病態を理解したうえで,経口剤を選択し処方することが重要である.
●現在臨床使用が可能な経口血糖降下剤には,主に①スルホニルウレア剤,②ビグアナイド剤,③α-グルコシダーゼ阻害薬,④インスリン作用改善薬(チアゾリジン系薬剤)があり,それぞれ血糖降下作用機序は異なっている.
●一方,糖尿病患者側には食事・運動など生活習慣の改善でコントロール可能な要因のほかに,インスリン分泌低下,インスリン抵抗性の両者が血糖コントロール不良の要因として存在し,それらは患者ごとに異なっている.
●各経口血糖降下剤の特徴(作用機序,副作用)と,糖尿病患者ごとの病態を理解したうえで,経口剤を選択し処方することが重要である.
掲載誌情報