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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻12号

1998年11月発行

文献概要

今月の主題 糖尿病の患者を受け持ったら 合併症にどう対応するか

腎症が進行した場合—いつ,どのように蛋白制限を始めるか

著者: 杢保敦子1

所属機関: 1東京都済生会中央病院内科

ページ範囲:P.1963 - P.1965

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ポイント
●わが国の糖尿病性腎症の増加は著しく,新規透析患者の30%以上を占める.
●腎症の治療は,血糖管理,血圧管理,低蛋白食による食事療法を中心に,その病期に応じて行われる.
●糖尿病性腎症における蛋白制限食の開始時期,至適蛋白量について一定の見解はないが,顕性腎症期より標準体重あたり0.8g/kgで開始するのが一般的である.
●蛋白制限食の実施においては,摂取蛋白量の制限とともに摂取エネルギーの確保が重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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