文献詳細
文献概要
今月の主題 糖尿病の患者を受け持ったら 合併症にどう対応するか
腎症が進行した場合—いつ,どのようにACIを始めるか
著者: 宇都宮一典1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学内科学講座第3
ページ範囲:P.1966 - P.1967
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●ACE阻害薬は,糸球体輸出細動脈を拡張して糸球体内高血圧を是正し,腎症の進展を抑制する.
●微量アルブミン尿期ではインスリン抵抗性が存在するが,ACE阻害薬がこれを改善する可能性が示唆されている.
●微量アルブミン尿を有する高血圧合併糖尿病患者には,ACE阻害薬は積極的に使用されるべきである.
●顕性腎症期でのACE阻害薬の有効性も認められているが,血清Crが2.0mg/dlを超える腎不全では腎機能が悪化する場合もあり,その投与には注意が必要である.
●ACE阻害薬は,糸球体輸出細動脈を拡張して糸球体内高血圧を是正し,腎症の進展を抑制する.
●微量アルブミン尿期ではインスリン抵抗性が存在するが,ACE阻害薬がこれを改善する可能性が示唆されている.
●微量アルブミン尿を有する高血圧合併糖尿病患者には,ACE阻害薬は積極的に使用されるべきである.
●顕性腎症期でのACE阻害薬の有効性も認められているが,血清Crが2.0mg/dlを超える腎不全では腎機能が悪化する場合もあり,その投与には注意が必要である.
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