文献詳細
文献概要
今月の主題 糖尿病の患者を受け持ったら 合併症にどう対応するか
冠動脈疾患合併例へのアプローチ
著者: 中川晋1
所属機関: 1東京都済生会中央病院循環器センター内科
ページ範囲:P.1976 - P.1978
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●糖尿病を合併した虚血性心疾患例には多枝病変が多く,狭窄も高度で,粥腫破綻から潰瘍形成や血栓形成をきたしやすい.
●無痛性心筋虚血が高頻度で,発見や治療に遅滞を生じることが間々ある.
●一度心筋梗塞を起こすと,心原性ショック,心不全,梗塞再発の頻度は高く,再灌流療法導入後も,死亡率は数倍と高率である.
●急性心筋梗塞急性期から積極的にインスリンを使用した厳格な血糖コントロールを行うことにより,予後改善が期待できる.
●1枝病変にはPTCAが,多枝病変にはバイパス術が選択される.
●わずかな冠動脈疾患のサイン(自覚症状や心電図変化)を見逃すことなく,速やかに診断・治療のプロセスを踏み,早期発見を心がける。
●糖尿病を合併した虚血性心疾患例には多枝病変が多く,狭窄も高度で,粥腫破綻から潰瘍形成や血栓形成をきたしやすい.
●無痛性心筋虚血が高頻度で,発見や治療に遅滞を生じることが間々ある.
●一度心筋梗塞を起こすと,心原性ショック,心不全,梗塞再発の頻度は高く,再灌流療法導入後も,死亡率は数倍と高率である.
●急性心筋梗塞急性期から積極的にインスリンを使用した厳格な血糖コントロールを行うことにより,予後改善が期待できる.
●1枝病変にはPTCAが,多枝病変にはバイパス術が選択される.
●わずかな冠動脈疾患のサイン(自覚症状や心電図変化)を見逃すことなく,速やかに診断・治療のプロセスを踏み,早期発見を心がける。
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