文献詳細
演習 腹部CTの読みかた・12
文献概要
Case
55歳,女性.主訴:腹部膨満感および便柱狭小.1カ月前より腹部膨満感を自覚し,便の太さがやや細くなったとも感じていた.下剤の内服にて症状は一時的に軽快したが,2〜3日前より腹痛・嘔気が出現したため外来受診となった.
既往歴,家族歴に特記すべき事項なし.理学的所見に異常なし.臨床検査データではWBC 5,300/μl,RBC 4.23×106/μl,Hb 11.8g/dl,Ht 36.2%,血小板 23.1×104/μl,CRP 0.81mg/dl,ESR 46mm/hr,BUN 8mg/dl,Cr 0.6mg/dl,Alb 4.1g/dl,LDH 884U/l,腫瘍マーカーはCEA 1,686ng/ml.なお,免疫便潜血反応は陽性であった.注腸検査が施行され,下行結腸に約5cmにわたる全周性の狭窄像が認められた.
55歳,女性.主訴:腹部膨満感および便柱狭小.1カ月前より腹部膨満感を自覚し,便の太さがやや細くなったとも感じていた.下剤の内服にて症状は一時的に軽快したが,2〜3日前より腹痛・嘔気が出現したため外来受診となった.
既往歴,家族歴に特記すべき事項なし.理学的所見に異常なし.臨床検査データではWBC 5,300/μl,RBC 4.23×106/μl,Hb 11.8g/dl,Ht 36.2%,血小板 23.1×104/μl,CRP 0.81mg/dl,ESR 46mm/hr,BUN 8mg/dl,Cr 0.6mg/dl,Alb 4.1g/dl,LDH 884U/l,腫瘍マーカーはCEA 1,686ng/ml.なお,免疫便潜血反応は陽性であった.注腸検査が施行され,下行結腸に約5cmにわたる全周性の狭窄像が認められた.
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