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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻13号

1998年12月発行

今月の主題 内科evidenceは果たしてあるのか

evidenceに基づいた内科の問題解決 循環器

カルシウム拮抗薬の使用が高血圧患者の長期生命予後に与える影響は

著者: 石川眞一郎1

所属機関: 1町立津南病院

ページ範囲:P.2120 - P.2122

文献概要

ポイント
●短時間作用型Ca拮抗薬は,長時間作用型に比べて心血管事故のリスクが大きい.
●合併症のない高血圧例では長時間作用型の脳血管事故への有用性と心血管事故への安全性が確認された.この結果は他の降圧利尿薬やβ遮断薬と同等であり,Ca拮抗薬の優越性を示すものではない.また,東洋人は心筋梗塞発症率が低く,Ca拮抗薬の一次予防の意義は小さい.
●Ca拮抗薬とACE阻害薬との比較では,NIDDM,女性の高血圧における心脳血管事故予防効果はACE阻害薬で高かった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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