文献詳細
今月の主題 内科evidenceは果たしてあるのか
evidenceに基づいた内科の問題解決 感染症
文献概要
ポイント
●カンジダ症の診断には培養陽性所見が必要だが,補助的診断法として現時点で最も有用な血清診断法は1,3-beta-D-glucanである.
●侵襲性肺アスペルギルス症の塗抹/培養の陽性率は必ずしも高くなく,補助的診断法として早期の胸部CTと血清中1,3-beta-D-glucanおよびELISAによるgalactomannan検出法が有用である.
●クリプトコッカス症は,塗抹/培養いずれかが陽性なら診断がつく.血清/髄液の抗原診断は感度/特異度とも優れる.
●深在性真菌症は,特にAspergillusに対し決定的な治療薬がないため,早期に診断し経験的治療を開始すべきである.
●カンジダ症の診断には培養陽性所見が必要だが,補助的診断法として現時点で最も有用な血清診断法は1,3-beta-D-glucanである.
●侵襲性肺アスペルギルス症の塗抹/培養の陽性率は必ずしも高くなく,補助的診断法として早期の胸部CTと血清中1,3-beta-D-glucanおよびELISAによるgalactomannan検出法が有用である.
●クリプトコッカス症は,塗抹/培養いずれかが陽性なら診断がつく.血清/髄液の抗原診断は感度/特異度とも優れる.
●深在性真菌症は,特にAspergillusに対し決定的な治療薬がないため,早期に診断し経験的治療を開始すべきである.
掲載誌情報