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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻13号

1998年12月発行

今月の主題 内科evidenceは果たしてあるのか

evidenceに基づいた内科の問題解決 血液・腫瘍

Low-Grade悪性リンパ腫の治療のタイミングはいつがよいか

著者: 玉寄兼治1 押味和夫1

所属機関: 1順天堂大学医学部血液内科

ページ範囲:P.2149 - P.2153

文献概要

ポイント
●低悪性度リンパ腫は,緩慢な自然経過をとり生存期間の中央値は8〜10年と長いが,長期予後でみると中・高悪性度リンパ腫をむしろ下回る.
●剖検例においてほとんどの症例に,より悪性度の高い組織学的悪性化が確認されている.
●臨床病期Ⅰ/Ⅱ期の治療には放射線療法が主に選択される.
●臨床病期Ⅲ/Ⅳ期の症例に関しては現在まで確立された治療法はない・
●若年のhigh risk群や再発治療抵抗性の症例に対しては同種骨髄移植を考慮する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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