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今月の主題 内科evidenceは果たしてあるのか evidenceに基づいた内科の問題解決 腎臓
保存期腎不全患者の降圧療法
著者: 阿部圭志1
所属機関: 1仙台社会保険病院
ページ範囲:P.2164 - P.2167
文献購入ページに移動●血清クレアチニン濃度2.5mg/dl以下の糖尿病性腎症には,ACE阻害薬の腎保護作用が認められている.腎機能障害が軽いほど安心して使用でき,欧米では微量アルブミン尿(30〜300mg/クレアチニン)時からのACE阻害薬の投与が進められている.
●非糖尿病性腎疾患でもACE阻害薬は腎保護作用がある.腎機能障害の軽度のもの(Ccr50ml/min以上)ほど使用しやすい.
●持続性Ca拮抗薬との併用もすすめられる.
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