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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻13号

1998年12月発行

文献概要

今月の主題 内科evidenceは果たしてあるのか evidenceに基づいた内科の問題解決 リウマチ

慢性関節リウマチにメトトレキサートは何ミリグラムまで使用すべきか,また定期肝生検は必要か

著者: 上野征夫1 山田伸夫1 横川美樹1

所属機関: 1本庄総合病院内科

ページ範囲:P.2172 - P.2175

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ポイント
●メトトレキサート(MTX)の副作用には,口内炎,脱毛,胃腸障害など皮膚粘膜症状以外に重篤なものとして,汎血球減少,肺線維症,長期投与に伴う肝硬変がある.
●薬剤は効果が得られる最小量を投与することが望ましい.MTXを使用する場合,1錠2.5mg内服週1回から約2カ月ごとに漸増,最大投与量は10mgまでであろう.
●MTX長期投与による慢性肝病変について,米国リウマチ学会はかなりアグレッシブな肝生検のガイドラインを出している.この指針に沿うことは困難と思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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