icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina35巻13号

1998年12月発行

文献概要

今月の主題 内科evidenceは果たしてあるのか evidenceに基づいた内科の問題解決 神経系

急性期の脳梗塞に対する抗凝固療法と抗血小板療法は有効か

著者: 内山真一郎1

所属機関: 1東京女子医科大学附属脳神経センター神経内科

ページ範囲:P.2180 - P.2185

文献購入ページに移動
ポイント
●アスピリンは脳梗塞発症後直ちに投与を開始すれば,早期の再発予防効果と軽度の長期予後改善効果が期待できる.
●脳梗塞急性期の高用量ヘパリン療法は重篤な出血合併症の危険が大きいので,用いるとすれば少量がよい.
●低分子ヘパリンやヘパリノイドについては病型別の効果と安全性の相違を含めて,さらに今後の検討が必要である.
●アルガトロバンとオザグレルは薬理学的にはより有効性が期待できるが,臨床試験の症例数が不十分であり,現在進行中の比較試験の結果が待たれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?