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今月の主題 内科evidenceは果たしてあるのか evidenceに基づいた内科の問題解決 代謝・内分泌
Evidence-basedな糖尿病の診断基準とは
著者: 松島雅人1 田嶼尚子1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学内科学講座第3
ページ範囲:P.2190 - P.2193
文献購入ページに移動●1997年,米国糖尿病協会は,煩雑な経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)を診断過程から除き,スクリーニングを推進することで未診断糖尿病患者を減らそうと考え,糖尿病の新診断基準を発表した.
●新基準の最大の変更点は,従来,糖尿病の診断に多くの場合OGTTを必要としてきた点を変更し,FPGのみによる糖尿病の診断を推奨したこと,またFPGの基準を従来の140mg/dlから126mg/dlに引き下げたことである.
●一方,1998年の世界保健機構による診断基準についての中問報告では、やはりOGTTでの診断を原則としている.今一後のevidenceの集積が必要であろう.
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