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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻13号

1998年12月発行

演習 腹部CTの読みかた・13

腹部膨隆で来院した59歳の女性

著者: 岩田美郎1 山下詠子1

所属機関: 1東海大学医学部放射線科

ページ範囲:P.2237 - P.2246

文献概要

Case
 59歳,女性.主訴:腹部膨隆.
数カ月前より軽い腹部膨満感を自覚していたが,それ以上の症状はなく放置していた.1カ月前に知人に腹部膨隆を指摘され,不安になり内科外来を受診した.既往歴,家族歴に特記すべき事項なし.理学的所見では腹部に膨隆を認める.fluctuationを証明できた.臨床検査データではWBC 10,000/μl,Hb 12.7g/dl,CRP 1.04mg/dl,ESR 41mm/hr,Cr 0.6mg/dl,Alb 4.3g/dl,LDH 936U/l,腫瘍マーカーはCEA 1.6ng/ml,CA 19-9 1.0>,CA 125 3,200,CA 72-4 970.免疫便潜血反応は陰性.尿潜血2+.腹部CTが施行された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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