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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻13号

1998年12月発行

医道そぞろ歩き—医学史の視点から・44

初めて胃ガンを手術した音楽家ビルロート

著者: 二宮陸雄1

所属機関: 1二宮内科

ページ範囲:P.2268 - P.2269

文献概要

 医学は人の生命を守るものである.優れた医者は人間に深い愛を抱く.ヒポクラテスが「人を愛してこそ医学への愛もある」と語ったのもそのためである.愛なき医者の悲劇を歴史は多く記録している.
 愛にあふれた外科医ビルロートは,19世紀後半,チューリッヒとウィーンで近代外科学の先駆を務め,各地の医者に深い影響を与えて1894年に世を去った.ウィーンの墓地にあるビルロートの墓には,いまでも多くの医者が訪れている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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